
こんばんは!
木下純平です。
先日の日経新聞にこんな見出しの記事を見つけました。
「若くて持ち家 借金膨らむ。20~30代、過去残高最高」
20~30代の若い方たちは、持ち家志向が強く、住宅ローン残高が増加している。ローン金利の低さから「賃貸住宅に住むよりも得」と判断した人が多いことが理由だが、
負債を抱えたことで逆に普段の消費は節約に努める傾向が見える、といった内容でした。
主に若い人たちが低金利時代の流れをビビッドに受け止め、ローンを利用した地道な資産形成にトライする。
時間をかけながらも着実に将来設計をする良い傾向だと思いました。
(以前のブログもご覧ください→サラリーマンがそんなに借金しても大丈夫?)
考え方が激変しました!
私はつい4~5年前まで、借金はコストでリスクの塊だからできるだけ持たない方がいいもの、と考えておりました。
それが昨今、政府による貯蓄より投資の推奨や、長期化する低金利政策等々も影響してか随分考え方が変わってきました。
私が自ら実践している、フルローンによる都心・中古・区分ワンルーム投資も45歳を超えてから始めましたが、あと10歳若いときにスタートしていればな、などとよく思うほどです。
特にサラリーマンは早く借金するべし!
今では、サラリーマンでローンを組めるようになった暁には、できるだけ早く、20代でも組むべきだと思っております。
そんな思いから、現在高校生の娘にも今からそのような話をよくしております。
例えば、
よくわからない金融商品に手を出すよりも、まずはiDecoやNISAを介した低コストなインデックス投信で積立てをした方がいいよ。
一方でローンのレバレッジ効果を享受しながら都心・中古・区分ワンルームマンションに投資した方がいいよ。
しかもできるだけ早くやった方がいいよ。
などと話しております。
持ち家志向は意外でした!
一方で、持ち家志向が強まっている、という記事は意外でした。
この部分は、25年以上昔の私の感覚と同じで、今も変わっていないなぁと感じたからです。
自分の「お金を借りる力」を自宅購入に使ってしまうのはもったいないし、ファミリータイプの広めの家を購入するのはリスキーだな、と。
なぜなら、長年のうちに家族構成、勤務先、生活様式など環境は大きく変わる可能性があります。
従って、若くして住居を固定してしまうのには反対、というのが私の考えです。
投資的考えだったのか!
でも、よくよく記事を読み進めていくと、先々の途中売却を考えている、との内容。
記事によると、「大都市への人口集中が続き、都心の不動産は価値が下がりづらいという見方が購入動機になっている」とのこと。
出口戦略をきちんと立てて、単純にコストを比較した結果、自宅を購入ということで、
完全に投資の考え方だったようです。
さすがに最近の若い方々は、私が若い時よりもずっと冷静に将来のことを考えて、きちんと分析したうえで積極的な行動に出ている。さすがだな、と思いました。
自宅といえばずっと住み続けるもの、と思い込んでいる私の方がまだ古い考え方から抜け出せていないのかもしれません。(笑)