
こんばんは!
木下純平です。
今回は、わざわざローンを利用して不動産投資を行なう事について、その利点を自分なりに整理してみました。
ローンに対する偏見
私が一番初めに投資用不動産を購入した際には、全額現金で購入してしまいました。
将来のお金の不安を出来るだけ軽減するために実物資産投資の重要性を理解。
そして、それまで金融商品だけで運用していたものを一部解約して、分散投資の観点で実物資産(不動産)を購入したのです。
まだローンに対する恐怖があり、“ローンは悪”と言う偏見のもと全額現金購入した事を覚えています。
想定外のネガティブ評価
当時の私の思いとしては、ローンは金利が安かろうと高かろうとコストの塊であることには変わりがないので、買えるのであればコストのかからない現金での購入がベターだと考えておりました。
ところが、その後さまざまなセミナー等でその話をすると、
「もったいない」とか
「お金が無駄だ」とか
想定外のネガティブ評価。
私は、当初その意味が分かりませんでした。
勉強を重ねて、、、
その後、その意味を腹落ちさせるべく、沢山の人の話を聞いてみたり、本を読んでみたり、シミュレーションをして比較してみたり、自分なりに一生懸命考えてきました。
そして辿り着いた結論が「スピード」でした。
やはり“老後の不安解消のため”とはいえ、私の場合45歳から始めましたから定年65歳まで20年しかありません。
初めの1軒を現金購入した際には、それまでの20年超のサラリーマン人生で貯えた現金を使ったのですから、
2軒目を購入するためにはここから更に20年かかることになります。
老後が始まってしまいますので待ってられません。
ローンで同時に時間も買う!
ところが、もしローンを使うことができるのであれば、頭金だけ準備してすぐに2軒目を購入することができます。
もちろんローン返済や利払いは発生しますから、その分手残りは少なくなります。
でも、2軒目を早く手に入れることができれば、すなわち家賃収入を早く手にすることになります。
しかも、この超低金利のご時世、ローンにかかるコスト負担は非常に小さくて済むという利点もあります。
スピード重視!
サラリーマンは、通常毎月の給与から税金、社会保険料、生活費等々差し引かれたあとの残高で将来のお金の貯えをしていくしかありません。
そのやり方だと、10年20年かけて漸く1軒不動産を購入できる、というスピード感だと思います。
ゆっくりすぎますね。
金利差で地道に純資産を増やす
ところがローンを利用することができるのであればすぐに不動産を購入することができます。
そして、収支のコスト差(金利差)で時間をかけながら地道に純資産を増やしていく。
サラリーマン特権を余すことなく利用
たとえ、現金やその他金融資産が十分でなくても、サラリーマンというクレジットを使って資産形成でき、かつ将来のお金の不安を軽減することができる。
腹落ちするのに少々時間は掛かりましたが、今では自分の身の丈に合ったローンであれば、積極的に不動産購入に利用するべきだという考え方に変わってしまいました。