
こんばんは!
木下純平です。
本日は、先日の新聞記事から。
「マンション管理、品質見える化 業界団体など評価指標作成」
という見出しの記事を見つけました。
マンション管理指標の検討!
マンション管理会社などが、管理の品質を適正に評価する指標づくりに乗り出しており、それらを資産価値に反映することで中古マンションの売買活性化につなげることが狙いだそうです。
マンションは管理を買え!
ここでいう管理会社とは、賃貸テナント管理ではなく物件そのものを維持管理してくれる管理会社のことです。
そしてその建物の管理会社がどこなのかは、マンション投資においてとても重要な項目の一つであります。
特に、私がとっている都心・中古・区分ワンルームマンションの超長期保有戦略では、建物の維持管理の良し悪しが最重要項目と言っても過言ではありません。
セミナーなどでも「物件は管理を買え」とはよく言われます。それくらい、建物管理会社の良し悪しは、投資の成否に直結する最重要項目なのです。
管理状態の情報が少ない!
それにもかかわらず、実は私は物件購入前に管理会社のことはほとんど自ら調べることはしておりませんでした。
一応、マイソクに管理形態や管理会社名が載ってはいるものの、それらを調べる術は非常に限られておりますし、
素人がいきなり調べても正直よくわかりません。
物件の売買契約時に、宅建士から修繕積立など管理組合の財政状況は説明を受けますが、その重要性の割に事前の分析は軽視しておりました。
最後は、信頼のおける販売会社のスクリーニングに頼る形で自分では特に何もせず購入の決断をしておりました。
スピード感が要求される不動産投資とはいえ、ここを非常におろそかにしがちだったことは反省点です。
素人にもわかりやすい!
こんな状況から、事前に購入者の有効な判断基準となることが期待できる建物管理の評価指標が作られることとなれば、投資家にとっては大変ありがたいことと思います。
しかも、管理組合の議事録の有無や法定点検実施しているかどうかなどの項目をポイント化し、素人でもわかりやすく「S」、「A」~「D」の総合評価で表示してくれるらしいので大変助かります。
オーナーになったらわかることも、、、
確かに、実際に物件オーナーのなってしまえば、頻繁に届く管理組合総会の案内や委任状、その議事録などで物件の管理状況や、管理会社の取り組み姿勢などを知ることができます。
購入時点では重要とは知っていながらも、限定的な情報から疎かにしていた物件管理項目について、これら指標から簡単に、しかも購入前に知ることができるということは非常に有益かもしれません。
でも、歪みが無くなってしまうかな?
でも、一方でよく考えてみると、
こんな風に物件評価が客観的に丸裸にされ情報開示されてしまうと、
これまで不動産投資の旨味の1つであった価格の歪み(すなわち割安感や割高感といった適正価格からの乖離)がどんどん小さくなって、
不動産投資の魅力が薄れていってしまうかもなぁと、複雑な思いも感じもしたりします。