
こんばんは!
木下純平です。
先日、ショッキングな新聞記事を見つけました。
国土交通省の実態調査です。
アパートなどのサブリース契約において、賃料の減額リスクや修繕工事費といった重要事項を事業者から説明を受けた所有者が6割にとどまる、という信じがたい内容でした。
所有者と業者にヒアリング
面白いことに、この調査は同時に業者側にも同じ質問をしていました。
結果、トラブルの原因になりやすい賃料減額リスクや、家賃変動の条件、賃料の固定期間、改定時期など重要事項について、「説明している」と答えた業者ところがやはり6割しかいないとのこと。
これは、両者に確認した実態調査ということで、かなり信憑性の高い結果だと思います。
だからこそショッキングだったのです。
サブリースはリスキー?
サブリースに関する問題は、不動産素人の私でさえいろんなセミナーなどで特に注意するよう勉強しておりました。
あると非常に安心ですし、使い方によっては有効な手段かもしれません。
でも、それありきで将来収支等の見通しを立てることは絶対にしてはいけないと、、、。
だからこそ私はあてにしないですむ一番簡単な都心物件を選んでいるわけですが、
それにしても、4割がキチンと説明を受けないままにサブリース物件を購入していたという事実は衝撃でした。
不動産購入あるある!
私は、不動産を購入する際には事前に自分なりに十分に精査をして、慎重に物件を選択するようにしているつもりです。
でも、実感としてあるのが、購入に前のめりになると、兎角楽観的になりがちということ。
とりあえず欲しい!!
とりあえず不動産がほしい、が優先してしまい、空室リスクとか修繕リスクとかを甘く見積もってしまう傾向が私にはあると思いました。
ですので、このサブリース問題についても、表面上わかっていても、いざ目の前に甘い言葉を投げかけられるとリスクが目に入らなくなってしまうのかなぁ?
などと考えてしまいます。
過去、私も失敗しました!
私も過去の実体験として一度危ない思いをしたことがあります。
ある海外不動産物件の購入申し込みをしたことがありました。
この時は、最終的に融資が下りず、申込金の10万円を捨てて断念せざるをえなかったのですが、
その後その物件は建設ストップしてしまったとのこと。
購入者に返金されたかどうかなど詳しくは存じませんが、ヒヤッとしたことをよくおぼえております。
スルガも同じ構図では?
記憶に新しいスルガ問題もまさにそうで、
こちらもおそらく事前に十分なリスクの説明がなされていなかったものと思われます。
また、投資家サイドも今思えば十分な検討がなされていなかったのではないかと、勝手ながら想像してしまいます。
投資は自己責任!
スルガは結局チャラにする選択肢が与えられたそうで、投資家サイドとしては救われたのではないかと思います。
でも、投資では通常そのような選択肢を与えられることはないと思いますし、投資は自己責任で片付けられ、結局投資家サイドが被害を被るのがオチだと思います。
こういった新聞記事を見るたびに、私自身の過去の過ちにトラウマのようにヒヤッとさせられますし、投資は自己責任という言葉が思い出されます。