
こんばんは!
木下純平です。
欧米住宅ローン鈍化!
先日新聞で、欧米ではこれから住宅ローンが鈍化する、といった主旨の記事を読みました。
「不動産減速の足音」という見出しで、欧米ではコロナの感染拡大を機に不動産の需要が急減し、拡大を続けてきた住宅ローンが頭打ちになる懸念が出てきた、というもの。
まず、新聞記事によると欧米の住宅ローン減速の特徴は大きく以下のようです。
- 南欧ではコロナ禍が特に深刻で、雇用不安から不動産市況にも悪影響を及ぼす
(←景況感全体の悪化がもれなく不動産市況にも直結するということと理解) - 比較的好調に見えるドイツもロックダウンを見越した駆け込み需要が膨らんだだけ
(←いずれ減速する?) - 在宅勤務の浸透で、市民の生活スタイルの変化も負担になる
(←需要が集中していた大都市離れが広がる?) - 米銀では借り手の信用力の悪化を懸念し、足元で住宅ローンの融資審査の厳格化に動いている
(←融資が厳しくなって借金できる人が減ると、不動産需要も減速要因となる) - 外出制限などが響き、米国の中古住宅販売件数が急減(中古住宅だけでなく経済全体が止まってしまった影響?)
記事としては、コロナ禍でのいろんな危機は不動産市況の異変と同時に、ビジネスモデルの転換を銀行に迫る、という締めくくりでした。
日本はどう?
一方、日本はどうなるのだろうか?
参考になりそうな情報を最近の新聞から拾ってみました。
- 中古マンションの平均希望売り出し価格が首都圏で前月比1.3%安くなった
- 不動産投資家へのアンケートで約9割が不動産価格は今後下がると見込んでいる
- 2020年以降に完成する超高層マンションの計画が一年前より8千戸増加して、10万3千戸に達する見通し
3以外は不動産市況としては悪い情報。
日本も例外ではなさそう
ただし3についても、コロナの影響で工期の遅れが懸念されているとのこと。やはり先行きの見通しは明るくはない、ということは日本も例外ではなさそうです。
今のところ目立った悪化はないけれど
知り合いの不動産業者に日本の不動産市況について何か変化はあったか聞いてみましたが、特段変わってないみたい。
不動産価格に大きな影響を与える金融機関の融資姿勢も今のところ大きな変化は見られないそうですし、
私の投資物件を見てもまだ悪い状況は見えておりません。
(以前のブログもお読みください→このところ売却物件募集のDMが増えてます!?)
(以前のブログもお読みください→この3年半のリアル相場動向をお伝えします!)
一番知りたいのは金融機関の融資姿勢!
コロナ禍で政府や金融機関等から様々な助成金や、比較的ハードルの低い融資などの対策が打ち出されております。
サラリーマンの私としてはそれも重要ですが、
それと同じくらい実需・投資両面からの金融機関による不動産への今後の融資姿勢がどうなるか?
も大変気になるところです。