
こんばんは!
木下純平です。
アジア成長弱まった?
先日、新聞にアジア開発銀行(ADB)によるアジア新興国のGDP成長率予測が記事にされていました。
タイトルが「アジア成長5.4%に下振れ」だったり、パッと見で国別チャートの前回比がほとんどマイナスだったので、あまり良くないのかな?という第一印象。
フィリピンプレビルド物件に投資している私としてはフィリピンの状況が気になったので、
ADBのHPから実際のレポートを見てみました。(以前のブログもお読みください→でもやっぱり魅力的なフィリピン不動産投資!)
このレポートは、ADBが毎年4月に発表する加盟国・地域の経済成長をまとめたレポートで、四半期ごとにアップデートされるようです。
HPから「ASIAN DEVELOPMENT OUTLOOK 2019」として簡単にだれでも見られます。
フィリピンは?
全258ページもあるレポートですが、始めの方に国別・地域別のGDP伸び率、インフレ率について、2018年結果、2019年予測、2020年予測が出ています。
ここのSoutheast Asiaの欄にPhilippinesがあり、
GDP伸び率は6.2%(2018)→6.0%(2019)→6.2%(2020)、
インフレ率は5.2%(2018)→2.6%(2019)→3.0%(2020)
と出てました。
2019年のインフレ率下落は確かに大きいな、とは思いましたが、
それも2020年は上昇の予想だし、GDP伸び率も大きいし、結局良いのだな、と私はポジティブに受け留めました。
他の東南アジア諸国と比べてもフィリピンの上を行くのは、カンボジア、ミャンマー、ベトナムくらいしかなく、フィリピンは依然として投資には魅力的に思いました。
東南アジアは?
更にページを進めていくと、東南アジアのページが出てきました。
結局、今回のアジア地域の下方修正は、米中の貿易摩擦と世界経済の減速が起因となったとのことですが、とりわけ東南アジアへの影響は大きかったようです。
フィリピン詳しく!
フィリピンについても、もれなくこれらの影響は受けたようですが、
それでも民間消費が依然として高いことや金融緩和政策によって、近々の経済成長回復が予想されているようです。
フィリピンの特徴である高賃金の雇用や出稼ぎ労働者からの海外送金が民間消費を支えているし、失業率も年初から変わっておらず求人は増えている模様。
見通しについても、金融緩和政策が進むことなどの前提付きでありましたが、
フィリピンについては総じてポジティブな評価でした。
ダウンサイドリスクも少々!
ちょっとだけダウンサイドリスクについても言及されておりましたが、外国からの投資や海外からの送金、輸出の減速など、結局外的要因の悪化が懸念されているだけ。
フィリピン国内は堅い印象を持ちました。
結局、魅力的!
新聞記事には、アジア新興国全体のことが中心に書かれていましたが、レポート本編を読み進めていくと、とりわけフィリピンについては更に前向きになるきっかけとなったレポートでした。(以前のブログもお読みください→フィリピンプレビルド物件_経過報告)
私はエコノミストでも何でもありませんし、ADOも初めて見たのでこれらはド素人の感想にすぎません。
ただ、投資のしやすさ、外貨資産も個人ポートフォリオの一部として持っておきたいという思いなどなど考慮すると、フィリピンはやはり有力な投資先という思いが強まります。(以前のブログもお読みください→外貨資産を保有する意味)